あなたに届けたい歌

  • 中川晃教「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」
  • 中川和泉「エネルギー」
    作詞・作曲:中川晃教
    編曲・ピアノ演奏:江口貴勅
  • 中川晃教「Miracle of Love」
  • 中川和泉「Winding Road」

つぶやいてます

アンデルセンを探しに

  • 01 雨の野外博物館1
    短大2年の夏休み、欧州旅行最終目的地デンマークで訪れたアンデルセンの故郷オーデンセとコペンハーゲンの写真です。 ん十年前の写真からスキャンして取り込んでますので、画質悪いです。

BLUE OCEAN 20061225

  • Wave15
    2006年12月25日、カレッタ汐留の「BLUE OCEAN」と名づけられたクリスマス・イルミネーション。東儀秀樹さんがプロデュース。

CAMDEN TOWN 20060506

  • 01. 地下鉄CAMDEN TOWN駅
    ロンドンミュージカル「OUR HOUSE」の舞台となっているカムデンタウンとカムデンのマーケットをいくつかのぞいてきました。

新潟 20060414

  • 01 上里SAにて
    2006年4月14日(金) ゲキ×シネ「SHIROH」新潟上映最終日、遠征写真日記。

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2011年11月28日 (月)

16歳はすてき、でも60歳はもっとすてき

そんな歌詞はなかったですねcoldsweats01竹内まりやの「人生の扉」。
今日静かに暗くなっていくサントリーホール、ブルーローズ(小ホール)で流れ始めたこの歌を聞いてたら、なんとなくこんな言葉が浮かびました。

「60歳のラブレター 絆」リーディング公演
「60歳のラブレター絆」(NHK出版・刊)より
構成/演出:一井久司
朗読:水谷八重子&中川晃教
2011年11月27日(日)19:00~
東京赤坂サントリーホール ブルーローズ

Suntoryhall03

Suntoryhall04

会場の名前はサントリーが開発した青いバラにちなんだものだそうです。ホールと言っても肩のこらない演奏会用という感じで、フラットなフロアに椅子を並べた可動式。ちょっと角度によっては前の方の頭が視界をさえぎったりもしますが、わたしの前のカップルがなぜか一部だけで帰ってしまわれたようで、ストレスなく聞けましたscissors

それほど段差のないステージには椅子が4つ。左右にひとつずつと、真ん中に小テーブルはさんで2つ。左の椅子にはあっきー、右の椅子には水谷さん、それぞれ一人ずつ読みながら後半は真ん中に移動。

公演情報から、母と息子の手紙が中心なのかと思っていましたが、蓋を開けてみたら、意外なことに第一部が夫婦の手紙(夫から妻へ、妻から夫へ)、15分の休憩をはさんで第二部が夫婦以外の家族(母から息子/娘へ、息子/娘から母へ)の手紙、そして最後に再び夫婦の手紙、という構成でした。

第一部の冒頭ではあっきーが、第二部の冒頭では水谷さんが、これから読む手紙について簡単な解説をしてくれました。

そういえば「父から息子/娘へ」「息子/娘から父へ」っていうタイプの手紙はなかったのですが、これは3公演すべて違った構成になるそうなので、風間さんや蟹江さんの組で読まれるのでしょう。

朗読「劇」ではなく、朗読です。それぞれの手紙はすべて独立した単独のものなので、読み手の二人がからむシーンはありません。でも進行するにつれて、少し ずつ相手に向けたお互いの目線がやさしくなって、温かなものが流れ、最後は微笑み合う。これは演出なのか、それともこの二人の読み手の思いが手紙の中の人生たちとふとクロスした瞬間なのか、わかりませんが、わたしは後者だと思いたいです。

あっきーの衣裳は、ダンガリー風の青いシャツ(ブルーローズに引っかけた?)に紺色に白い小花の蝶ネクタイ、黒い細身のパンツ、靴は履き口がゆったりした底厚のショートブーツだったと思うのですが、少し離れた席だったので確かではありません。髪はもうほとんど茶色で分け目のところに少し金髪の名残りが見える程度。少し短くしたかな?仙台のときよりすっきりした感じでした。

あっきーの朗読は、最初の挨拶でも言ってたとおり、「心をこめて」読んでいたと思います。「劇」ではないので、感情の高ぶりや変な声色を使うこともなく、緊張しながらも静かに淡々と読んでいくその声がとてもやさしくて、心地よかったです。

水谷さんは、黒のアンサンブル、ちょっと礼服っぽくも見えるシックな装いですてきでした。本当に素晴らしい大女優さんでらっしゃるし、経験豊富なので落ち着いた朗読をなさるのですが、時折感情を揺さぶられて読み終わった後涙ぐんでらしたのが印象的でした。

一度、どのお手紙のときだったか、感極まって?しばらく次の手紙を読めなくて?手元の朗読台本をめくっていたとき、あっきーが心配してなのか?何か声をかけて一言二言やりとりがありました。何を言ってたかは聞き取れなかったのですが、その後すぐに水谷さんが朗読を再開されたので、大丈夫だったみたいです。何があったのかわかりませんが、あっきーらしいなと思った瞬間でした。

それぞれの手紙の内容は、選ばれて本に収録されるだけあって、美しく幸せなお話が多かったです。早くに連れあいを亡くされたり、若くして子どもを失ったりと、つらいお話もありましたが、それでも愛する人とともに暮らした記憶が残ったのは幸せと思います。
ILYの「きみへの愛は薄れるべきじゃ」を思わせる手紙もありました。
こういうのを聞くと、いいなぁ、と思うと同時に、皮肉にも感じてしまうのは、そうはなれなかった人のひがみです。はい(笑) でもあっきーが読んだ方の手紙で、ご夫婦でマラソンに挑戦して、少しずつ遅れたり追いついたりしながら、ゴールは手をつないで、っていうお話は素直にすてきだな、って思いました。

全体的に水谷さんが読んだ「妻から~」「母から~」の方が立場的には共感できると思うのに、なぜか泣けるのはあっきーが読んだ「夫から~」「息子から~」の方が多かったのです。なぜだろう?あ、そうか、わたしが夫や息子から言われたかった言葉だからかな。

朗読終了後に二人からご挨拶がありました。
あっきーは、このお話をいただいた時に、どうしようかな?29歳になったばかりの自分が60歳の方の手紙を読んでもいいんだろうか?って心配になったそうです。でも水谷さんとのリハーサルで落ち着いた朗読を聞き、安心できたとか。(うろおぼえです)
水谷さんの方は、あっきーのことを今回のお仕事までご存じなかったらしく、YouTubeで「ネバーエンディングストーリー」を歌う動画を見て、「あの、こんな顔した…」と手で鼻の形を作って言いかけたらあっきーが「ファルコン」(そうだった、そうだった)と教えてあげたら「そのファルコンに乗って大空をかけめぐる人のようだ」とも、29歳といえば60歳はちょうど倍くらい、これから大海原にこぎ出す人だ、とも言ってくださいました。
そして、リハでは逆に、まだ29歳の若者が未体験の年齢の方の人生を一生懸命想像して読んでる姿を見て、そうだ、自分もそのお手紙の方の人生をそのまま表現すればいいんだ、と教えられたとおっしゃってました。
でもトシは関係ない、その年月の中でどんな経験を積み重ねていくかだ。ってどっちが言ったんだけっかな?それとも言ってなかったかな?(どっち!)
すみません、このへんはかなりいい加減ですsweat01
あ、でも水谷さんがあっきーに教えられたっておっしゃったのは確かです。
なんかわかる気がする。あっきー本当に一生懸命だもん。

後で三つ折りになったプログラムを見たら、読まれたお手紙の一覧が載ってました。それによると全部で34通。相手がいるから34×2=68通りの人生を軽く疑似体験させてもらった気分です。ちょっと重いthink でもあっきーの読む声で癒されて幸せです。

「60歳のラブレター」という企画は、元々夫婦を対象にした日頃なかなか言えない相手への愛や感謝のメッセージ募集という形で始まったものですが、今回は東北の大震災後に家族の絆の大切さが見直されていることから、夫婦以外の家族に対するメッセージも集めたのが10月に出版された最新刊ということでしたが、募集したのは震災前だったそうです。
それぞれの手紙の最後にお名前と住所(都道府県名まで)を読みあげるのですが、後半になって、宮城県石巻市や岩手県二戸市、福島市、つくば市などの方々のお手紙が選ばれていたのは、被災地支援を意識した構成だったのかな、と思いました。そのお手紙を書かれた方々がご無事でお元気でいらっしゃいますように。

最初と最後に大好きな竹内まりやのアルバム「デニム」から「人生の扉」がテーマソングのように流れたのもうれしかったです。デニムのように年月を経てますます味わいが出てくるような生き方をしたいというコンセプトは、この朗読企画にぴったりですよね。

♪ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

気がつけば50代に突入している自分。でも60になっても70になっても80になっても90過ぎても、生きてるってきっとすてき。体が衰え年をとっていくのは悲しくつらいけれど、それでも人生は生きていく価値がある。そんな風に思って朗らかに生きていけたらいいですね。

Suntoryhall01

サントリーホール、久しぶりに来ました。前回来たときは春で桜並木がきれいでした。工事中なのはクリスマスのイルミネーションかな?

Suntoryhall02

カラヤン広場?こんなの前からありましたっけsweat01

帰りに六本木ミッドタウンや六本木ヒルズのイルミネーションをチェックして行こうかとも思いましたが、ちょっと元気なくて寄れませんでした。また今度~。

【追記】
ちょっと思い出したので書いておきます。

拍手がなりやまず、何度かのカテコ、お互い小さく手をふりながら左右に別れて下がってたんですが、最後のときは二人で上手から現れ、引っ込むときあっきーが腕を組むように差し出して、水谷さんがうれしそうに腕をからめて掃けていったのがなんとも微笑ましかったですhappy01

【追記2】

水谷さんのブログ更新

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コメント

「LOVE LETTERS」などとは違って、いろいろな人の手紙を読むので、構成も、読み方も難しいだろうなあと思っていました。
お二人の朗読は、「俳優がテクニックで読む朗読」ではなくて、書いた人の気持ちを思い、心をこめて読むもので、とてもよかったです。
私も被災地の方のお名前が出ると、今どうしていらっしゃるかと胸が痛み、どうぞご無事でと祈りました。
最後のほうで、読む八重子さんをじっとみつめるあっきーの横顔が、とてもあたたかくて、印象的でした。
後ろに結構空席があったのが、残念でしたね。

自分が見たような錯覚が起こりました。
詳細なレポをありがとうございます。
アンパレでの歌
「痛みは知ることはできない 、でも想像することはできる」
震災直後の舞台を思い出してしまいました。
書かれた方の思いを想像し心を込めた朗読だったのですね。
水谷さんとの出会いも素敵なものになって良かったです。
hildaさん ありがとう。

>ミミさん
一本通った物語があるわけではないので、難しかったでしょうね。
でも一通一通、書かれた方の心に寄りそうように読んでくれて、とても感動的でしたね。
そうそう、後半のまなざしがとてもやさしくて、ちょっと妬けました(笑)
ILY「愛は薄れているべきじゃ」の妻をみつめるような視線でしたconfident

>じゅんぺいさん
情景を思い浮かべてくださってありがとうございます。
本当に、人は他の人の痛みを同じように感じることはできないけれど、想像して思いやることはできますね。
今年は大震災というほんとうに大きな出来事があって、直接被災しなかった人もみな心のどこかに傷を負ったと思います。
それがあるから震災で心身ともに傷ついた人々に対するやさしさも生まれてくるのでしょう。
あっきーの朗読には、まだ知らない人生の苦しみや喜びを年月とともに積み重ねてきた方々への精いっぱいのオマージュを感じました。
それは被災した故郷への思いとどこか似ていたかも。
水谷さんにも「すてきな感性の青年」と言ってもらえて、また新しいつながりできましたねhappy01

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