あなたに届けたい歌

  • 中川晃教「Can't Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」
  • 中川和泉「エネルギー」
    作詞・作曲:中川晃教
    編曲・ピアノ演奏:江口貴勅
  • 中川晃教「Miracle of Love」
  • 中川和泉「Winding Road」

つぶやいてます

アンデルセンを探しに

  • 01 雨の野外博物館1
    短大2年の夏休み、欧州旅行最終目的地デンマークで訪れたアンデルセンの故郷オーデンセとコペンハーゲンの写真です。 ん十年前の写真からスキャンして取り込んでますので、画質悪いです。

BLUE OCEAN 20061225

  • Wave15
    2006年12月25日、カレッタ汐留の「BLUE OCEAN」と名づけられたクリスマス・イルミネーション。東儀秀樹さんがプロデュース。

CAMDEN TOWN 20060506

  • 01. 地下鉄CAMDEN TOWN駅
    ロンドンミュージカル「OUR HOUSE」の舞台となっているカムデンタウンとカムデンのマーケットをいくつかのぞいてきました。

新潟 20060414

  • 01 上里SAにて
    2006年4月14日(金) ゲキ×シネ「SHIROH」新潟上映最終日、遠征写真日記。

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2009年6月22日 (月)

コメディアンとアクチュール

昨日のレポの前にこれを書いてしまおうかな。

もう一昨年くらいになるかな?SMAPXSMAPのビストロゲストにアラン・ドロンが来てくれたことがありました。そのとき話してくれたことで忘れられない言葉があります。

「俳優には2種類いて、コメディアン(フランス語で普通に役者;喜劇役者でもお笑い芸人でもありません)とアクター(字幕と通訳さんはアクターだったけど、フランス人だからアクチュールと言ったかも)で、コメディアンは、演劇学校などできちんと演技の訓練を受けて学んだ人。アクターは、特異なキャラクターを持った人がたまたま俳優としてその役を生きる。わたしはコメディアンではなくアクター、わたしは演技しないし演技したことはない。」

まあ、正確ではないけど、こんな感じ。

わたしね、「役を生きる」っていう言葉をあっきー以外の人が言うの初めて聞いた気がする。そしてあっきーをいわゆる「役者」だと思ったことは一度もないけれど(ごめん)、このアラン・ドロンの言う俳優の一種アクター=アクチュールって、まさしくあっきーのことじゃん、って思った。

うん、そうなの。ごめん。あっきーに演劇的な才能全然認めてなかったし、今回も期待してなかった。

だってこれまでよかった舞台って、M!にしても「SHIROH」にしてもあっきーのためにある、みたいな、どこからどこまで役でどこからどこまで素なのかわからないみたいな、ほとんどあっきーそのものみたいな役ばっかりだったから。なりきるっていうのは演技ではない、っていうのがわたしの持論でして。それにあっきーの場合、なんたってあの歌声が強烈だから、セリフ回しは素人くさく聞こえたのsweat02 セリフよりも自然にしかも雄弁に物語を紡ぎだす歌声が、彼のすべてだと思ってた。劇場を一瞬にしてあっきーワールドに塗り変えてしまう表現力も何もかも、歌声の力だと思ってました。でもその歌声も単体だとあまり魅力を感じなくて(ごめん2)、やっぱり舞台で、物語の中で歌うのが一番輝いてると思ってたの。

だから去年一年間、音楽活動に専念すると宣言して舞台の予定がいっさいなくなっちゃった時は、本当に寂しくて寂しくて不安でたまらなかった。でもその年(2007年)の三本の舞台のことを振り返ると、いろんな意味でそうなったことは自然な流れだったのかもしれないなと今は思います。彼にはリセットが必要だったのかも。

長引きそうだ。途中ですがいったんアップ。

続きです。

今もうひとつの日記ブログをチェックしたら、アラン・ドロンがスマスマ出たのは2007年10月だったみたい。M!再再演のちょっと前。

あっきーが公式FCの会報で「ぼくは俳優ではない」と書いたのはそのM!直後。はぁ、そうですか…。人の気も知らないで。別にわかってるからいまさらわざわざ言わんでもよろしい。とふてくされた記憶あり。たぶんこのブログのどっかに書いてある。

話は飛ぶけど、次の夏の777イベント。「今年は音楽をやるとは言ったけど、舞台をやらないとは言っていない。本当にやる気がなければ、”Love Letters”との出会いもなかった。でも言葉が勝手に独り歩きしてしまって、寂しいと言う人も。」その言葉に、なんだか自分の心を見透かされたような気がして思わず口がへの字になって泣きそうに。

2007年の舞台3本。「TOMMY」「エレンディラ」「モーツァルト!」この中でわたしが何を感じて何を心配して何を苦しんでたか、もうさんざん語ってきたのであまり繰り返したくはないけれど。

あっきーほんとは舞台のお仕事好きじゃないのかと思ったの。ほんとは歌手として音楽活動だけできたらいいと思ってるのかと。だからもう舞台で歌いたくないのか、だから歌えなくなっちゃったのか、とまで思いました。バカだな、あたし。

今だから白状しますが…。

さらにバカなことに、わたしはその不安を本人にぶつけてしまったのです。777で。ファンからの質問なんて、適当にごまかしておけばいいじゃないですか。それなのに彼はう~~~んと考え込んで、考えて考えて、それこそ顔をくしゃくしゃにして真剣に考えて答えてくれた。最後には笑って、「だいじょうぶですよ。でも心配してくださってありがとうございます」って言ってくれたんです。彼はごまかすこともやさしい嘘をつくこともできない人だと知りました。ごめんね、あっきー、困らせるような質問して。

そして9月のBOBライブ。あっきーの歌声はそれまでと明らかに違ってました。「ほらね、ぼくはちゃんと歌えるよ。だからだいじょうぶ!」っていう答えをもらったような気がしました。もちろんわたしの勝手な解釈です。自分に都合のよい。

でも今だから。超猿騒ぎも乗り越え、女信長で俳優としての器量も見せてくれた今だから思うんです。やっと。あの音楽三昧の1年は必要だったのだと。彼がシンガーとしての自己アイデンティティを取り戻すために。そしてその自信が舞台での成長と自信に結びついたんじゃないかって。

またまた話は飛ぶけど、超猿の製作発表の席でのこと。あんなことになってしまったのでレポの後半をアップしそびれてそれっきりでしたが、あっきーは「俳優としての自分には、良い舞台をお客様に届ける責任がある」と言ったんですよ。「俳優としての自分」って。1年前に「俳優じゃない」と言った人が。自分を俳優と認めて責任をもって舞台を務めようという心意気を見せてくれた。プロなんだから当たり前といえば当たり前なんだけど、わたしにはそれが一番うれしかった。演じることと歌うこと、そのバランスを取り戻して初めての舞台になるはずだった、スーパーモンキーは。

その機会があんな風に暴力的に奪われたことは、本当に本当にあってはならないことではあったけど、その試練を乗り越える過程であっきーが得たものは失ったものよりも大きかったんじゃないか。今やっとそんな風に思えるようになってきました。

「女信長」の初日、原作からしてある意味「トンデモ本」(ごめん3)の世界だし、舞台としてもこれまでのあっきー舞台とは全然違う、ほとんど異業種いわばアウェー戦と思ったから、好き嫌いは見てみないとわからないけど、とにかく舞台にあっきーが帰ってくる、舞台で歌うあっきーが見られる、聞ける。それだけを楽しみにして劇場に向かいました。(すいません、相当失礼ですね、わたし)

まさかあんな明智光秀という男を演じてみせてくれるとは。

驚愕。驚嘆。瞠目。刮目?なんて言ったらいいか。

完全に予想外でした。知的で誠実で、夢と理想のために命をかけられて、なおかつ女信長という男としての自分と女の肉体と精神性の間で引き裂かれた心を抱えた女性を大きく包み込むような愛で守る。大人の男です。こんな自分のキャラじゃない役を期待した以上の力強さと深さで表現してくれるなんて。いつの間にそんな力を身につけたのか。そして2階席から全体を見て感じたのは、まだ初日で動きが悪かったり、自分の位置をまだつかめてないように見える他の若い役者さんたちと比べて、舞台全体を、いいえ、客席も含め劇場全体を支配するような演技ができてるのはあっきーだけだった。っていうのはファンの欲目だけとは思えないんだけど。

まじびっくりした~coldsweats02 

あなたの役者としての器量を見抜けず、これまでの非礼の数々ご無礼つかまつりましたっ!! (おまえは林かsweat02)

そしてもちろん期待に違わぬ歌声も合わせ、素晴らしいバランスと安定感で、男光秀を演じきったことで、このトンデモ話(しつこくごめん)に誰よりもリアリティを与えてたと思います。

これって訓練してできることではないと思うんです。やはり生まれ持った才能。舞台センス。プラス人生経験と愛だと思う。超猿での痛手は大きかったけど、役者として俳優として本当に得難い大きなものを得たな~と思うし、本当によくぞここまで成長してくれた、と感慨深いです。

この人はやっぱりコメディアンではなくアクチュール。訓練よりも周りの「人」からもらう愛とエネルギーで生きている。兜に「愛」の字が一番似合う戦国武将になれると思う(爆)

え、なんかトートツ?長くあっきーファンやってる方ならきっと賛成してくれると思うんだけどな。

というわけでオチのない超長文、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。これをどうしても書いておきたかった。

さてこれでやっと千秋楽に取りかかれる。

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コメント

なんかね、読んでいて涙が出ちゃった(笑)
やっとアッキーが舞台に立てた!私もね、それだけで嬉しかったの。一時は、昨年ね、もう舞台はないのかなとライブは嬉しかったけど、やっぱアッキーの舞台でのが見たかったし、ちょっといろいろ心配だったの。
でも、昨年は歌で凄い進化見せたし、あ!聞いたしか!
どんな舞台を見せてくれるか、楽しみだった超猿があんな酷いことになって、その挫折はきっと私たち以上にアッキーはあったと思う!でも、この「女信長」で見事に復活して、そして、あんあむずかしい役所を、やりきり、そして、アッキーが出てくるとオーラが違う!あの青山劇場が一気にアッキーワールドの世界になるのは、やっぱ天性だと思う!嬉しかったなあ!もう、毎回ハンカチ握って、見てましたから。
友達でちょっとアッキーから引いた人もいたけど、でも、今回の舞台で楽しんではしゃいでましたから(笑)
私は、ずーっと彼を見ていたいと思いました。長文でごめんなさい。

泣きました。

ありがとうございます。

>テイアさん
ありがとう、いつも一緒に泣いてくれて。
この数年、あっきーファンは、たとえ言葉で表さなくともみんな同じ気持ちを共有してきたと思うんです。彼の才能と歌声を愛し続けてきた人はみんな。
いろんなことあったけど、いまこんな風に一回りも二回りも大きくなって、大人の男も演じられるようになって舞台に帰ってきてくれたこと、ほんとにうれしい。ずっと待ち続けてきた甲斐があったというものです。
これからもご一緒に応援していきましょうねhappy01

>ミミさん
超長駄文最後まで読んでくださって、泣いてくださってありがとうございます。
不遜を承知で誤解を恐れず言わせてもらえば、新しいファンのためにあっきーの歌声の復活と舞台復帰を心から喜んでいます。なぜならブルドリ以降のファンは、中川晃教の本当の歌声をまだ生では聞いてなかったから。
これでまたみんな一緒にあっきーの歌声を共有できる。その歌声を求める気持ちでひとつになれる。はずだと思ってます。
これからもずっとご一緒に応援していけたらうれしいです。confident

超長駄文だなんて、とんでもない。
とてもステキな文章でしたhappy01
私も思わず泣いちゃいました。
私はそんなに古いファンではないけれど、
去年から今年にかけてのあっきーを
ずっと応援し続けていたファンの皆さんと
気持ちを共有しながら見れたことを
すごく嬉しく思っていますshine

追伸:東京千秋楽でhildaさんとお会いできて嬉しかったです!これからも宜しくお願いいたしますnotes


>pianoさん
ありがとうございます。
わたし自身も決して長いファンとはいえないので、エラそうなこと言う資格ないんですがcoldsweats01
デビューのころからの先輩ファンのみなさんに、大変よくしていただきましたので、わたしも自分より後からいらした方々に情報提供していくことが一種のご恩返しにもなるかなって。wink
わたしもやっとお会いできてうれしかったですよ!キリ番2回も踏んでくれたのpianoさんが初めてです(笑)これからもよろしくお願いしますhappy01

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